自由気ままに、映画・本・CDの感想を書きつづります。マイペースで更新する予定です。


by reese8

カテゴリ:本( 26 )

先に『いつやるか? 今でしょ! 』を読んでおいた方が良さそうです。
いつも理論的なお話しをする林先生は、どんなことを考えながら色々なことに対応しているのかを知ることができる本です。
仕事の考え方だけでなく、人への接し方など、常に色々なことを考えていることが分かります。
またしばらくして、内容を忘れた頃にもう一度読んでもいいなと思える本です。

[PR]
by reese8 | 2017-01-09 17:12 |

告白/湊 かなえ

d0141483_06289.jpg
愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。
(「BOOK」データベースより)

---------------------------------------
これすごく面白かったです。
読み進める程に衝撃的な展開になって、最後まで入り込んで読めました。
中学の担任がHRで『自分の娘がクラスの生徒に殺された』という衝撃的な告白をするのですが、
なんで殺された?何でHRで話している?
一体どういう成り行きでそうなってしまったのか、知りたくてどんどんページをめくってしまいます。
冒頭では、事件とまったく関係の無い話をしているように思えるのですが、
すべてがこの本にとって無駄ではない話です。
担任のモノローグで始まるこの本、最後まで誰かのモノローグで終わります。
それによってさまざまな人が、1つのことに関連する話をしているというのに、
全く別の視点、全く別の感情、全く別の正義と悪が表現されています。
生徒によって女の子の命が奪われたという1つの事実以外は、
結局本当の本当の真実とは何だったのかは分からないままだったと思います。
でも、登場人物が語る真実は、その人にとっては真実であったと感じます。
それを考えると裁判は本当に難しいと思いました。
映画も観たくなっちゃいましたが、とっくに終わってます。
DVDになるのを待つしかないか~。
[Amazon:告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)]
[PR]
by reese8 | 2010-11-21 00:05 |
d0141483_00580.jpg
保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。 (「BOOK」データベースより)
-------------------------------------------------
映画化されて、深津絵里が賞をもらったことで注目されていたので、
映画も見てみたいなと思いつつ、先に本をお借りして読んでみました。
読み終わっての感想は『ふーん。なるほどね。』という感じ。
結構期待していたせいなのかは分かりませんが、私にはほぼ全体的にピンときませんでした。
会社で読んだ人5,6人に感想を聞いたのですが、口を揃えて「すごくよかった!」と申しておりました。
涙ぐんだ場面もあったと。
そう言われれば言われるほど『そんなことなかった!!』とアンチ発言をしてしまう私。
まず、主人公に共感できない。
人とうまく関われなくて、でも人と関わりたいと思っている。
気持ちはすごく分かるけど、かなり一方的。相手がたまたま受け入れてくれたらいいけど、
そうじゃなかったら完全なるストーカータイプ。相手の気持ちは完全無視ですから。
それぞれの気持ちで共感できる部分・・・たとえば、被害者の女性のお父さんが、
周りから娘が悪者扱いされても自分にとっては大切な娘。
殺されてやり場のない怒りと悲しみ。
被害者の女性を山に放置した男の友人が、友達を受け入れながらも疑問に思ったりする点。
(でも、その後の行動はどうかと思うけど)
これらはまぁうんうんと思いながら読んでた。
でも、全体的に無駄なエピソードが多かったように思う。
加害者のおばあさんのスカーフやバスの運転手と関わるシーン。
悪質な詐欺会社へ乗り込むところなんて、やりすぎだと思った。
昔に加害者がお母さんに捨てられたとき、竹輪をもらうところなんて、
わざわざ被害者との関りを匂わせて狙いすぎ。
最後の結末もちょっと意外性を出して、さて悪人とは誰だったか?と
色々読者に思わせて終わらせたかったのだろうが、
最初から最後まで『悪人』というタイトルに縛られすぎた気がした。
なぜか、自分があれこれ感じるように仕向けられている感じがして、「良かった!」とは素直に思えなかった。
後から、新聞に連載していた話だと聞いて、
こまごま分割して紙面に載せるために、さまざまなシーンを入れる必要があったのかなぁ?と、
ちょっと納得したけど、やっぱりそんなに好きな本ではなかった。
映画もあまり見たくなくなったので、どういう風にまとまっているのかは、
いつかDVDででも見られたらいいかなと思う。
[Amazon:悪人(朝日文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-11-21 00:01 |
d0141483_23535451.jpg
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した若き男女七名。これから雪に閉ざされ孤立した山荘での殺人劇が始まる。一人また一人と消えていく現実は芝居なのか。一度限りの大技が読者を直撃。(「MARC」データベースより)

-------------------------------------
これ面白かったです。
芝居の練習と称してペンションに集められた7人。
1人、そして1人と消えていくんですが、芝居なのか殺人なのか分からないし、
消えた理由も全然わからない。
犯人が7人の中にいるのか居ないのか。
本当に最後まで考えても考えても分からないのですが、
それがまた楽しく、結末も納得のいくもので満足しました。
ありがちですが、盛り上げて期待させておいて「そんなオチかよ!!」と
ガッカリさせられるものもあるので、サスガは東野圭吾って感じですかね。
設定とか話の流れとかが、なぜか懐かしさを覚えるようなミステリーでそれもまたイイ!
[Amazon:ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-11-20 23:54 |
d0141483_23312364.jpg
十字屋敷で起こる事件についての推理小説です。
ときどき、そのお屋敷にあるピエロの人形の視点で状況が描かれたりするのですが、
『ピエロは人形だからいくら事件を目撃しても話せないから、解決させたりはできないのに?』と、
最初はピエロの存在が無意味なように思えたのですが、
読み終わってみると、ピエロ視点の状況が読者へのヒントになっていたことが分かります。
でも、最後まで真相は全然分からないんですけどね。
今回も期待を裏切らず、全然予想もしなかった真相にたどり着きます。
面白かったです。
真相を知った上で、もう一度読み返したら、登場人物の動きや意味が無いように思えたことも
重要な意味を持って読めそうです。
[Amazon:十字屋敷のピエロ (講談社文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-11-20 23:31 |

手紙/東野圭吾

d0141483_22255945.jpg
「手紙って本知ってる。刑務所から手紙が来るって話でしょ?」
という前情報だけで読み始めたのですが、
この本は読んでよかったと思います。
------------
内容(「BOOK」データベースより)
強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

--------------
兄が強盗殺人を犯してしまったあと、その後、弟がどのように過ごしていくのか。
犯罪を犯したのは兄だが、やはり世間は「犯罪者の弟」という目で見る。
いわゆる昔の連座制の考え方が色濃く残っているということでしょうか。
私の周りでそういう状況が今まで無かったので、よく考えたことも無かったのですが、
実際に自分が直面したら「犯罪者の弟」をすんなり受け入れられるのか、ちょっと自信がありません。
この本は「犯罪者の弟」からの目で書かれています。
読んでいて、本当にどうしようもなく辛い気持ちになります。
犯罪を犯して刑務所に入っている本人も色々辛いことはあるかと思うのですが、
それは本人自身が犯してしまった罪によるものだから、
本当に辛いのは、その後に世間で生活しなければならない家族なのかと思います。
状況にもよると思うけれど、軽い気持ちから犯罪を犯してしまいそうな人に読んでもらえたら、
もしかして未然に防げる事件もあるのではないかと思います。
[Amazon:手紙 (文春文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-10-10 22:27 |

眠りの森/東野圭吾

d0141483_22191790.jpg
東野圭吾の本て映画とかドラマになってるというイメージが強かったせいか、
途中まで、昔放送していた「眠れる森」の原作かと思っていました。
「眠れる森」自体を見たことがなかったので、中山美穂の役はこの人か?とか、疑問に思いながら読んでいたのですが、途中でまったく別物だということが分かり、恥ずかしくなりました。
この本は、東野圭吾をいくつか読んだ中で、ちょっとだけ結末が違う感じがしました。
確かに、殺人事件が起こるし、悲しい話だったりもするのですが、
読んでいて苦しい感じはありませんでした。
でも、他の本のように、思わぬ真実を用意してくれてあったりして、面白かったです。
作者の書き方次第ですが、自分が事件担当の刑事だったら、本当に途方にくれてしまいそうです。
よくぞ解明した!と言いたいです。
眠りの森 (講談社文庫)
[PR]
by reese8 | 2010-10-10 22:20 |

さまよう刃/東野 圭吾

d0141483_2218441.jpg
-------------
内容(「MARC」データベースより)
不良少年たちに蹂躙され死体となった娘の復讐のために、父は仲間の一人を殺害し逃亡する。世間の考えは賛否が大きく分かれ、警察内部でも父親に対する同情論が密かに持ち上げる。はたして犯人を裁く権利は遺族にあるのか?

--------------
娘を殺された父親が復讐をするという話です。
『いくら殺されたからって、自分で復讐するなんて!』と復讐について否定的であったとしても、
この本を読んだら、主人公の父親を思わず応援してしまうのではないでしょうか。
娘の事件に遭遇するところから始まるのですが、
もう、本だからどうしようも無いと分かりつつ、
読みながら『ダメダメ!早く帰りなさい!』とか『危ない!』とか娘に注意したくて仕方なかったです。
事件のくだりは、本当に胸が痛くなるほど残忍で、
読み終わるまで、すごく気持ちが暗くなりました。
そして、やっぱり誰も救われていない!!とやるせない気持ちになりました。
東野圭吾の本って、そういう感じの話が多いのですね。
でも、最後まで思わぬ展開があったりして、
表現が適切かは分かりませんが、面白い本でした。読んで良かったです。
[Amazon:さまよう刃]
[PR]
by reese8 | 2010-10-10 22:17 |

食堂かたつむり/小川糸

d0141483_155074.jpg
柴崎コウの主演で映画になった作品ですね。
ちょうど読みたいと思っていたところ、NAONにオススメされて読みました。
--------
トルコ料理店でのアルバイトを終えて家に戻ると、部屋の中が空っぽになっていた。突然、同棲していた恋人に何もかもを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、主人公の倫子はさらに声をも失う。たったひとつ手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな小さな食堂を始める。一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂。次第に食堂は評判になるが――五感をくすぐる瑞々しく繊細な描写と、力強い物語運びで話題を呼んだデビュー作。(Amazonより)
-----------

最近サスペンス的な本ばかり読んでいたので、
心の息抜き的な、ほっとする本でした。
インド人の彼に全ての財産を持ち逃げされたり、声が出なくなってしまったりと・・・
書きようによっては、本当に暗くなれるような話だったりするのですが、
文体がやわらかかったり、情景をふんわりした言葉で綴っているので、
全然暗い話には感じられません。
『~のように、~のように』と、何かにたとえる表現が本当に多くて、
そこまで例えなくても良いのでは?と思う時もありましたが、
このことが、まるで絵本を読んでいるような気持ちにさせてくれます。
挿絵も無いけど、絵本です。
一文一文を大切に読みたいと思える本でした。
途中、泣けてしまうシーンもあります。
今回はお借りして読みましたが、一冊手元において、たまに読んでみたい本ですね。
映画はどんな感じに仕上がっているか、機会があればぜひ観てみたいところです。
[Amazon:食堂かたつむり (ポプラ文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-08-15 01:06 |

容疑者Xの献身/東野圭吾

d0141483_135482.jpg
この本は、まさに「容疑者Xの献身」というタイトルの通り。
ガリレオシリーズなので物理学者湯川が登場しますが、ちょっと脇役な感じ。
-------------
出版社 / 著者からの内容紹介
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか
--------------------

ちょっと前に読んだので細かい点は忘れ気味です。
この人間関係がどうなっていくのか、犯罪は暴かれるのか!?
最後まで目が話せない感じで面白かったのですが、
最終的に誰もが救われていない点がやるせなかったです。
犯罪を隠蔽して、暴かれなければ何事もなかったように過ごせると思うのは大きな間違いだと分かります。
つくろおうとすればするほど、不幸になっていくような気がしました。
[PR]
by reese8 | 2010-08-15 01:04 |