ミス・ポター
2008年 07月 15日
100年程前のイギリスが舞台ですが、
当時の女性は花嫁修業をして早く良い家に嫁ぐことが当たり前だったようです。
そんな中でポターさんは、30過ぎの独身で絵を描いては出版社を周り、
絵の中のウサギのピーターを友達と呼び、時々話しかけちゃうような・・・
見方によってはちょっと痛い感じの女性です。
映画中では親しい人に「ビアトリクスと呼んで」という程、
「ポターさん」というより「ビアトリクス」という名の方がなじむのですが、
”ミス・ポター”という方が独身女性感を象徴しているタイトルなのかもしれないです。
そんな彼女がどうやってピーターを生み出していったのかが良く分かります。
いつもサスペンス系の映画中心に見てしまうせいか、
『このスケッチブックがどこかへ行ってしまうのではないか』とか
『悪い人が罠をしかけてるのではないか』とか、途中にあらぬ心配をしてしまったりしたのですが、
これはポターさんの半生なので、そんなサスペンスはありません。
挫折や喜び、感動や悲しみがぎっしり詰まっていました。
観ただけで、自分もポターさんの半生を一緒に生きてしまったような気持ちになりました。
お父さんや友達の言葉に一緒に感動してしまったり。。
途中、不覚にも号泣してしまいました。
どんな人にオススメか・・・女性向けですかね。
ストーリーがとても良い映画ですが、昔の上流階級の部屋の感じとか、
田舎のほのぼのした風景とか、映像だけみても楽しめます!(´∀`*)
あ、途中主人公が”ブリジットジョーンズ”に見えました。(´ー`)
by Reese8
| 2008-07-15 22:11
| 映画