十字屋敷のピエロ/東野圭吾
2010年 11月 20日
ときどき、そのお屋敷にあるピエロの人形の視点で状況が描かれたりするのですが、
『ピエロは人形だからいくら事件を目撃しても話せないから、解決させたりはできないのに?』と、
最初はピエロの存在が無意味なように思えたのですが、
読み終わってみると、ピエロ視点の状況が読者へのヒントになっていたことが分かります。
でも、最後まで真相は全然分からないんですけどね。
今回も期待を裏切らず、全然予想もしなかった真相にたどり着きます。
面白かったです。
真相を知った上で、もう一度読み返したら、登場人物の動きや意味が無いように思えたことも
重要な意味を持って読めそうです。
[Amazon:十字屋敷のピエロ (講談社文庫)]
by reese8
| 2010-11-20 23:31
| 本