自由気ままに、映画・本・CDの感想を書きつづります。マイペースで更新する予定です。


by reese8

食堂かたつむり/小川糸

d0141483_155074.jpg
柴崎コウの主演で映画になった作品ですね。
ちょうど読みたいと思っていたところ、NAONにオススメされて読みました。
--------
トルコ料理店でのアルバイトを終えて家に戻ると、部屋の中が空っぽになっていた。突然、同棲していた恋人に何もかもを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、主人公の倫子はさらに声をも失う。たったひとつ手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな小さな食堂を始める。一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂。次第に食堂は評判になるが――五感をくすぐる瑞々しく繊細な描写と、力強い物語運びで話題を呼んだデビュー作。(Amazonより)
-----------

最近サスペンス的な本ばかり読んでいたので、
心の息抜き的な、ほっとする本でした。
インド人の彼に全ての財産を持ち逃げされたり、声が出なくなってしまったりと・・・
書きようによっては、本当に暗くなれるような話だったりするのですが、
文体がやわらかかったり、情景をふんわりした言葉で綴っているので、
全然暗い話には感じられません。
『~のように、~のように』と、何かにたとえる表現が本当に多くて、
そこまで例えなくても良いのでは?と思う時もありましたが、
このことが、まるで絵本を読んでいるような気持ちにさせてくれます。
挿絵も無いけど、絵本です。
一文一文を大切に読みたいと思える本でした。
途中、泣けてしまうシーンもあります。
今回はお借りして読みましたが、一冊手元において、たまに読んでみたい本ですね。
映画はどんな感じに仕上がっているか、機会があればぜひ観てみたいところです。
[Amazon:食堂かたつむり (ポプラ文庫)]
[PR]
by reese8 | 2010-08-15 01:06 |